当院はガイドラインに準拠した医療を提供しております。

ケイツーシロップの予防投与に関しては、産婦人科診療ガイドライン産科編2020(CQ802-Answer7)において、推奨レベルA(強く勧める)で記載されています。

また、日本小児科学会の新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症予防のためのガイドライン(2011年改訂)でも同様にケイツーシロップの予防投与が推奨されています。

確かにケイツーシロップの予防投与をしても、新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症を100%予防することはできませんが、発症率・重症化率を低下させる効果は期待できます。(新型コロナウィルスやインフルエンザ等のワクチンと同様な考え方になります。)

そのため、当院では全例にケイツーシロップの予防投与を行っております。

ケイツーシロップの予防投与を拒否される場合は、当院での分娩はお断りしております。